
最近日本でもファイブ・アイズ(5 eyes)という言葉を耳にすることが多くなってきていますね。
日本がファイブ・アイズに参加する可能性がでてきたからです。
ファイブ・アイズとは、米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国がUKUSA協定に基づいて、情報共有を目的として結成された組織です。
プライバシーに関心がある方は以前からご存知だったという方も多いでしょうが、もし日本がファイブアイズに参加することになれば、私たちの日常にどのような変化があるのでしょうか?
この記事では
5アイズ、9アイズ、14アイズとは何かを超わかりやすいまとめました。
この記事はこんな人が書いています
こんな人が書いています
- 2013年からVPN利用
- フリーランス含むVPN特化記事執筆4年以上
- 20以上のVPNプロバイダを自費購入でレビュー・比較済み
ファイブアイズとは?
簡単に言えば、ファイブアイズ同盟は国際的な情報共有を目的とした組織です。
ファイブアイズ参加国の 国民のネットの利用状況を政府が広く監視し、機密情報等の情報共有をしています。
最近日本でも参加するか否かで、また5アイズという言葉を耳にするようになりましたが、2013年にスノーデン文書によってその存在が大きく取り上げられました。
米国国家安全保障局(NSA)の行っていたネット監視問題をめぐる膨大な機密情報文書の中で、アメリカ政府と監視・情報を共有している上記の5カ国を「5 Eyes」と呼んでいたということから存在や内容が広く知られるようになりました。
結成のきっかけ
もともとは冷戦時代に、アメリカとイギリスがソビエトの情報を解読することを目的に情報を共有するという合意でした。
1950年代後半にはカナダ、オーストラリア、ニュージーランドも同盟に加わり、5か国 = 5 Eyes(5つの目で監視するといったところです)同盟国になりました。
現在では、参加国のネットの活動を監視し、機密情報を共有したり幅広く監視しています。
ファイブアイズ派生組織
ファイブアイズは派生して、9アイズ、14アイズという3次組織まで存在します。
オリジナルのファイブアイズほどではないにしても、9アイズ、14アイズにも機密情報やネットユーザーの行動が情報共有されています。
3つの同盟には以下のような国が含まれています(これ以外にも参加している国がある可能性があります)。
5アイズ | アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド |
9アイズ | 5アイズ同盟国 + フランス、デンマーク、オランダ、ノルウェー |
14アイズ | 9アイズ + ドイツ、スペイン、イタリア、スウェーデン、ベルギー |
ファイブアイズとプライバシー
監視機関であるファイブアイズ、9アイズ、14アイズ加盟国の下では、 インターネットユーザーのプライバシーが侵害される可能性があります。
アイズ加盟国政府はあなたの ネットのデータに(無断で)アクセスすることができるうえに、他国とあなたのネットデータや情報を共有します。
現在日本はファイブアイズ、9アイズ、14アイズには参加していませんが、将来的に5アイズを拡大化した組織に参加することも検討しています(日本が実際に参加できるレベルにあるかは別にして)。
もし日本がファイブ・アイズに参加すると、自身のプライバシーは自分で守る必要があります。
政府からプライバシーひいてはあなた自身のオンライン上での自由を守るためにはVPNを使う必要があります。
ファイブアイズとVPN
ファイブアイズ加盟国からのプライバシー侵害を避けるためにはVPNを使う必要があります。
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、接続しているインターネットサーバーを自由に変更することができるため、5アイズ加盟国にいながらでも非参加国からアクセスしているように振る舞うことができます。
たとえば、5アイズ参加国のアメリカからインターネットを使っている場合、VPN接続で日本やその他5アイズに参加していない国のサーバーに切り替えることで、アメリカにいながらでも日本やその他の国からインターネットにアクセスしていることに(オンライン上では)なります。
非加盟国のサーバーに接続することで、5アイズの監視対象に当たらず、自由にインターネットを楽しむことができるようになります。
VPNについての詳細は以下にまとめておりますので、参考にしてください。
ファイブアイズ回避用VPNの選び方
ファイブアイズ回避するためのVPNを選ぶポイントは以下の2点です。
ポイント
- VPNプロバイダの本拠地
- ノーログポリシー
VPNプロバイダの本拠地
ファイブアイズの監視を避けるために絶対に必要な条件その1は、VPNプロバイダの本拠地です。
VPNプロバイダの本拠地が5,9,14アイズ参加国の場合、政府の要請があればプロバイダは情報を提供する可能性があります。
これではプライバシーを保護するために、 VPNを利用する意味がまったくないと言えます。
そのためVPNプロバイダの本拠地が、5アイズに情報共有をしない非加盟国にあることが絶対条件です。
ノーログポリシー
ファイブアイズの監視を避けるために絶対に必要な条件その2は、VPNプロバイダのノーログポリシーです。
VPNプロバイダによっては、ユーザーを特定することができるログや、オンラインで何をしていたかを記録しているログを保持しています。
これらのVPNプロバイダは政府の要請やハッカーからの攻撃を受けた場合に、機密情報・個人情報が第三者に渡る可能性が残っています。
そのため、はじめからユーザーを特定できるログを保持しない厳しいノーログポリシーを持つVPNプロバイダーを選択する必要があります。
以上の2点を踏まえて、当サイトでおすすめするVPNプロバイダを紹介します。
おすすめVPNプロバイダ
当サイトで最もおすすめしているVPNはExpressVPNです。
ExpressVPNは上述のVPNプロバイダの本拠地と厳しいログなし方針の条件をクリアしています。
またVPN業界の中でトップレベルのセキュリティ、通信速度を誇っているため一番いいVPNが欲しいかた、VPN選びを失敗したくない方にとてもおすすめのVPNです。
ExpressVPN
ExpressVPN: 5.0
通信速度、プライバシー保護、地域制限解除ナンバーワンで完全ベストVPN
ポイント
- 業界屈指のハイエンドモデル
- 90か国以上に高速VPNサーバー
- シンプルで直感的なUI
- 高速通信でストリーミングも快適
- 業界内でもトップレベルの暗号化(RSA-4096ビット
- ノーログポリシー
- 信頼性の高いVPNプロバイダ
- キルスイッチが搭載されている
- 独自のLightwayプロトコルで高速接続
- 同時接続台数が少ない
- 12ヶ月プラン(+3ヶ月無料):$6.67(約768円) / 月
- 6ヶ月プラン:$9.99(約1151円) / 月
- 1ヶ月プラン:$$12.95(約1493円) / 月
- 返金保証期間:30日
ExpressVPNはまたしても最高のVPNの座に君臨しています。
ExpressVPNは94か国の160か所に3,000を超えるサーバーを所有しています。
データを安全に保つために、アメリカ政府と同様のAES-256暗号化と、他のさまざまなプロトコル(IKEv2、OpenVPN、L2TP / IPSecなど)をオプションとして提供しています。
ExpressVPNは長期ユーザーにも経験の浅いユーザーにもセットアップもしやすく、直感的に使えるミニマリストなUIです。
VPNを探している多くの方にとって、地域制限のかかっているWebサイト/サービスのブロック解除、TVストリーミングがどれだけ利用できるかはVPN選びの大事な鍵でもあります。
地域制限とは
地域制限はジオブロックとも呼ばれるアクセス制限措置で、IPアドレスを元にサイトへのアクセスの可否を決めています。
例えば海外から、日本国内限定のサイト(銀行等)やプラットフォーム(Netflix、アマゾンプラス等)にアクセスをしようとすれば、そのアクセスはブロックされます。
地域制限はVPNによってブロックを解除することができます。
トルコでログなしを証明
ExpressVPNはユーザーのセキュリティとプライバシー方針を遵守していることを証明した事例があります。
2017年のアンドレイ・カルロフ大使暗殺(ロシア)の捜査でExpressVPNはログを取っていないことを証明しました。
トルコ当局は、暗殺の容疑者がExpressVPN経由でデータを削除したため、ExpressVPNのサーバーを差し押さえ、容疑者を追跡しようとしました。
しかし、ExpressVPNはログやデータを一切保存しないため、当局は容疑者の情報を何も得ることができませんでした。
ExpressVPNは30日間の返金保証がありますので、まずは実際に試してみてから購入を継続するか検討してみてください!


ExpressVPNは超高速通信で動画視聴・オンラインゲーム・P2P利用に最適です。
セキュリティ・プライバシーもトップレベルで、世界中のVPNユーザーから非常に高い評価を得ています。
その他おすすめVPN
ExpressVPNに次いでおすすめなのが、NordVPNとSurfshark VPNです。
この2つのVPNプロバイダもExpressVPNと同じく、本拠地とログなし方針の条件をクリアしています。
以下に関連リンクを記載しておりますので、参考にしてください。
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まとめ
この記事ではファイブ・アイズについて超わかりやすく説明しました。
ファイブアイズとは、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの5カ国によるインターネットユーザーの監視・加盟国内情報共有を目的とした組織です。
ファイブアイズの派生として、9アイズ、14アイズもあり、加盟国同士で情報共有がされています。
アイズ加盟国内でインターネットを利用する場合はあなたのプライバシーや個人情報が監視されたり、侵害される可能性があります。
そうした監視やプライバシー侵害を回避するためにはVPNの利用がマストです。
VPNを使えば、非加盟国のサーバーのIPアドレスを入手できるため、アイズの監視からも外れます。
IPアドレスとは
IPアドレスはオンライン上のあなたの住所と考えてください。
IPアドレスが特定されることで、あなたがどのサイトにいつアクセスしたか、どのファイルをダウンロードしたか、またIPアドレスの情報開示をISP(インターネットサービスプロバイダ)に要求され、それが了承された場合は あなたの本名・住所も特定されます。
VPNを使えばあなたのIPアドレスの代わりに VPNサーバーのIPアドレスを表示するので、実際のIPアドレスを秘匿してくれます。
そしてVPNを選ぶときは、VPNプロバイダの本拠地・ログなし方針であるかが非常に重要な要素になります。
当サイトでは、上記2点の条件をクリアする、ExpressVPNをはじめ、NordVPNとSurfshark VPNの利用を強くおすすめしています。
VPNプロバイダ名 | NordVPN | ExpressVPN | Surfshark VPN |
1ヶ月プラン/月額 | $11.99(約1378円) | $12.95(約1493円) | $12.95(1493円) |
6ヶ月プラン/月額 | なし | $9.99(約1151円) | なし |
1年プラン/月額 | $4.49(約567円) | $6.67(約768円) | $3.99(約410円) |
2年プラン/月額 | $3.69(約420円) | なし | $2.3(約265円) |
無料トライアル期間 | 30日間返金保証 | 30日間返金保証 | 30日間返金保証 |
※2023年1月時点での情報です。
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