
VPNを購入したいけど、どこに注意したらいいか迷っていますか?
優れたVPNプロバイダを選択したい場合は、第三者による監査がされているか、暗号資産での支払いを受け付けているかなどいくつかの項目を確認する必要があります。
当記事では選択するべきでないVPNプロバイダの危険信号を紹介しますが、1つでもあれば選択するべきではないということではありません。
ただし、危険信号がいくつも重なる場合は購入の見直しを検討してください。
この記事では
VPN選びで避けたい10の危険信号とおすすめのVPNプロバイダを紹介します。
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この記事はこんな人が書いています
こんな人が書いています
- 2013年からVPN利用
- 海外メディアのフリーランス含むVPN特化記事執筆4年以上
- 20以上のVPNプロバイダを自費購入でレビュー・比較済み
目次
VPN選びで避けたい10の危険信号
今やVPNプロバイダは多種多様で選択することが難しくなってきています。
以下がVPNプロバイダ選択時に選ぶべきではない危険信号10点です。
単独では特に問題にはなりませんが、複数当てはまる場合は購入の検討を見直してください。
10の危険信号
- 製品サービスの透明性が欠けている
- 主張を補う独立した監査がない
- 疑わしい親会社
- 返金保証期間がない
- 無料VPN
- 匿名支払いを受け付けていない
- 誇大広告
- 疑わしいプライバシーポリシー
- Webサイトが旧式
- 乏しい暗号化と通信速度
各詳細は以下で説明していきます。
1.製品サービスの透明性が欠けている
VPNプロバイダ調査でまず最初に注意すべき点は、プロバイダが提供する製品サービスに関する透明性のレベルです。
言い換えると、プロバイダが何を隠さなければならないのか、なぜ情報を自由に公開できないのかということです。
製品サービスの透明性は提供されているサーバーの数から暗号化の方法まであらゆるものに関係します。
最も信頼性の高いVPNは潜在顧客にネットワークの強度と範囲の広さを前面に押し出しますが、Webサイトでこれらの情報を探すことができない場合はいい兆候ではありません。
ココがポイント
製品サービス(サーバーの数、暗号化の種類など)の透明性が欠けているVPNプロバイダは避けましょう。
2.主張を補う独立した監査がない
監査とは、VPNプロバイダが独立した外部に委託し、VPNサービスを検証することで製品説明と一致しているかどうかを確認することです。
監査で確認された内容によっては、監査されたVPNは 監査がないVPNに比べて信頼できる場合が多いことを意味します。
信頼できる監査会社の例にはVerspriteやCure53が含まれ、監査対象のVPNにはNordVPNやExpressVPNなどが監査済みです。
いくつかのVPNプロバイダは監査結果をオンラインで公開するという一歩進んでいるところもあります。
監査によって、VPNプロバイダの主張が実際に正確かどうかを証明でき、特にユーザーデータを処理している場合に重要です。
過去に行われた監査を提示し続けるのではなく、繰り返し監査を実施しているVPNプロバイダがより信頼性があります。
ココがポイント
プライバシー保護や製品の質を保証する独立した監査がないVPNプロバイダは避けましょう。
3.疑わしい親会社
VPNプロバイダの所有者(親会社)は誰で、組織の構成について公的、LinkedInページがあり経営陣やスタッフを確認することができますか?
親会社がある場合、親会社とVPNサービスが独立して運営されていますか?
言い換えれば、疑わしい会社または通常のビジネス企業であるように見えますか?
また、VPNプロバイダの本拠地にも注意が必要で、プロバイダに適用される管轄区域と法律が関連してくるためです。
ファイブアイズをはじめとする監視同盟の地域に本拠地がある場合はログの保持が義務付けられます。
5アイズ | アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド |
9アイズ | 5アイズ同盟国 + フランス、デンマーク、オランダ、ノルウェー |
14アイズ | 9アイズ + ドイツ、スペイン、イタリア、スウェーデン、ベルギー |
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5 EYES(ファイブアイズ)とは? 超わかりやすいまとめ
ココがポイント
所有者が疑わしい、実態が不透明なVPNプロバイダはプライバシー保護の観点から避けましょう。
4.返金保証期間がない
VPNが30日以上の返金保証を提供しているかどうかを常に確認する必要があります。
返金保証期間が設けられている場合、ユーザーは完全にコミットする前にサービスをテストすることが保証されます。
保証期間が短いということは サービスの品質に信頼がないことを意味し、ユーザーが初めてテストした後すぐに保証期外になって支払いを確定させたい意図があります。
新規登録者にのみ保証を提供したり、期間が終了したときに新しいサブスクリプションが全額で請求されることを明記していない等、もう少し卑劣なプロバイダもあります。
30日以上の返金保証期間がない、極端に短い、新規登録者限定、支払い発生時期が定かでないなどのVPNプロバイダは避けましょう。
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ココがポイント
30日以上の返金保証がないVPNプロバイダは、製品の質が悪いことを自認しているので避けましょう。
5.無料VPN
無料VPNは 個人情報(IPアドレス、クレジットカード、ログイン情報等)の収集・転売、ユーザーのアクセスデータを収集・転売しているケースがほとんどです。
ログも保持していないと謳っていますが、信頼しないでください。
匿名性を高めるためにVPN接続をしているのに、反対に個人情報が抜き取られて なりすましやサイバー犯罪の被害者になる可能性も十分あります。
また無料VPNは帯域幅が制限されていたり、極端に通信速度が低い、ストリーミングサイトでは常にブラックリストいりしている粗悪なものですので、全く使い物になりません。
無料VPNは絶対に使うな! リスクの多い無料の闇
ココがポイント
なりすましやサイバー犯罪の被害者になるリスクのある無料VPNプロバイダは避けましょう。
6.匿名支払いを受け付けていない
よりプライバシーを重視する場合は、暗号資産(仮想通貨)またはギフトカード、匿名で支払うオプションを提供しているか確認しましょう。
ユーザーを特定できる情報を極端に減らしたい場合はクレジットカード等で支払いは避けましょう。
ココがポイント
プリバシー重視の場合は匿名支払い(暗号資産など)を受け付けていないVPNプロバイダは避けましょう。
7.誇大広告
ほとんどすべてのVPNプロバイダは自己製品を「世界でナンバーワン」であると主張します。
マーケティングに過度に依存しているプロバイダはサービスの全体的な品質を向上させ顧客満足度を満たす努力を怠っている傾向にあります。
つまり、過度な誇大広告と実際のサービスの質の乖離が激しいということです。
広告通りのサービスを提供しているかどうかを確認する方法は上述の30日以上の返金保証期間があるVPNプロバイダで、無料トライアルをして検証することです。
ココがポイント
実際の製品とは異なる誇大広告をするVPNプロバイダは30日以上の返金保証がない傾向にあります。
8.疑わしいプライバシーポリシー
プライバシーポリシーは基本的に、VPNプロバイダがデータをどのように処理するかに関連しています。
もちろん、多くのプロバイダが、過去に虚偽報告をしていたり、誰も気付かないことを期待しながら静かに文書を改ざんしたりしているため注意が必要です。
最近の奇妙なプライバシーポリシー決定の例はWeVPNであり、RedditユーザーがWeVPNとExpressVPNのプライバシーポリシーが極端に酷似していることに気づき、WeVPNがコピペしたと非難されました。
誇大広告や疑わしいプライバシーポリシーを額面通り受け取るのではなく、独立した監査があるかを確認しましょう。
ココがポイント
プライバシーポリシーが独立した監査に定期的に更新されるVPNプロバイダを選択しましょう。
9.Webサイトが旧式
VPNプロバイダのWebサイトを簡単に評価してみましょう。
Webサイトは90年代に作成されたような旧式な見た目か、ボタンは適切に機能するか、可能な限り迅速かつ安価に組み立てられたようなUIでしょうか?
スペルミスやエラーのある低予算のサイトの場合は、顧客にどのように見えるかについての注意が不足していることを示しているため危険信号です。
Webサイトを適切に開発できないプロバイダが提供するVPNサービスが安心して利用できるでしょうか。
ココがポイント
Webサイトが旧式、または開発費用をかけていないVPNプロバイダは製品の質も粗悪な傾向にあるため避けましょう。
10.乏しい暗号化と通信速度
VPNが提供している暗号化は個人データとその処理方法に関連しているため非常に重要です。
サービスがWebサイトで提供している利用可能な暗号化プロトコルと機能を明確に表示していることが理想です。
また、OpenVPN、WireGuard、さらには独自のプロトコルなど、複数のプロトコルを提供していることが望ましいです。
通信速度が遅く、サーバーが少ないことは、劣ったプロバイダであることを示す危険信号です。
VPNはデータの暗号化に使用されるプロトコルの性質上、通信速度が遅くなりますが、選択したサーバーに関係なく速度が低下して通信が困難になる場合はプロバイダのサービス全体に問題がある可能性が高くなります。
通信速度は30日以上の返金保証期間があるVPNプロバイダで、無料トライアルをして検証することで確認できます。
ココがポイント
Webサイトで提供している利用可能な暗号化プロトコルと機能を明確に表示していないVPNプロバイダは避けましょう。
おすすめのVPNプロバイダ
以下ではおすすめのVPNプロバイダを紹介します。
これらのVPNプロバイダはファイブアイズ非加盟国に本拠地を持ち、厳しいノーログポリシーを遵守しています。
上記2つの条件に加えて、通信速度・セキュリティ・プライバシー・価格・P2P利用の可能等さまざまな観点から優秀です。
VPNプロバイダ名 | NordVPN | ExpressVPN | Surfshark VPN |
1ヶ月プラン/月額 | $12.99(約1845円) | $12.95(約1840円) | $12.95(1841円) |
6ヶ月プラン/月額 | なし | $9.99(約1419円) | なし |
1年プラン/月額 | $4.99(約709円) | $6.67(約947円) | $3.99(約567円) |
2年プラン/月額 | $3.99(約566円) | なし | $2.3(約327円) |
無料トライアル期間 | 30日間返金保証 | 30日間返金保証 | 30日間返金保証 |
※2023年6月時点での情報です。
※1ドル=142円で計算しています。
おすすめVPNの詳細レビューは以下の記事にまとめています。
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まとめ
この記事ではVPN選びで避けたい10の危険信号とおすすめのVPNプロバイダを紹介しました。
優れたVPNプロバイダを選択したい場合は、第三者による監査がされているか、暗号資産での支払いを受け付けているかなどいくつかの項目を確認する必要があります。
特に独立した監査が定期的に更新されているか、30日間の無料返金保証期間が提供されていて、実際に検証することができるかが特に重要になります。
当サイトではNordVPNを最もおすすめできるVPNプロバイダとして推しています。
30日間の無料保証期間があるため、支払いをした後でも30日間以内にキャンセルをすれば全額返金できますので、まずはインストールをしてお使いの環境に適しているかをテストしてみてください!