
ネットリテラシーの向上により、カフェや駅で無料Wi-Fiに接続するためのセキュリティ対策や海外サイトにアクセスするためにVPNの利用は今や一般的になりつつあります。
インターネット規制の厳しい中国やロシアのような国に渡航する場合、日本国内で普段利用しているSNSやGoogleなどの様々なサービスはVPNなくては利用できません。
しかしVPNはプロバイダによって通信速度や接続状況がガラリと変わります。
この記事では
VPN接続が遅い原因と対処法について徹底解説します。
現在使っているVPNが遅いと不満を持っている方は、この記事を最後まで読めばVPNのスピードをあげることができるようになるかもしれません。
当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
この記事はこんな人が書いています
こんな人が書いています
VPNが遅くなる主な原因
VPN接続をするとインターネット速度が下がることは必然で、これを避けることはできません。
しかし、通信速度があまりにも遅くなるとサイトの読み込みが遅かったり、動画が再生できないなどストレスが溜まるでしょう。
VPNが遅くなる原因はお使いのデバイスやインターネット環境によりますが、以下では主なVPNが遅くなりやすい原因を紹介します。
主なVPNが遅くなりやすい原因
- VPNサーバーの物理的距離が遠い
- VPNサーバーの負荷が高い
- ISP側の問題
- ウイルス対策ソフトのファイアウォールによる速度損失
- アクセスするWebページが重い
VPNサーバーの物理的距離が遠い
ユーザーのインターネットサーバーとVPNサーバーが 物理的に距離が遠い場合は、通信速度が遅くなります。
例えば日本から真反対のブラジルにVPN接続をすれば、物理的距離がより遠いため、他のサーバーに比べて通信速度が下がることが予想されます。
NordVPNのように世界各地にVPNサーバーがあるプロバイダでは、物理的に近いVPNサーバーを選択することができます。VPNサーバーの負荷が高い
VPNサーバーは非常に複雑な暗号化処理を常に行なっており、サーバーに負荷がかかります。
通常、VPNサーバーはユーザーを分散させることでサーバーの負荷がユーザーにとって気にならない程度ですが、 ひとつのサーバーにユーザーが多く集まれば処理による負荷が高まり、通信速度が下がります。
NordVPNのようにサーバーの数が多いVPNを選ぶことで、通信速度が下がりにくい環境を手に入れることができます。ISP側の問題
VPNの接続が遅い時は、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)側に問題があることもよくあります。
ISP側の主要な問題としては以下のようなケースがあります。
ISP側の問題
- ISP側の速度制限がVPNの速度制限値を大きく下回る場合
- ISP側のサーバーエラー
- メンテナンスの時間帯
- モデム・ルーターの不調
VPN接続を解除してもインターネット速度が遅いと感じる場合はISP側の問題を疑いましょう。
まずはデバイスやモデム・ルーターを再起動して、インターネット速度が回復しているか確認しましょう。
もし、速度が回復しない場合は契約しているISPの相談窓口に問い合わせてみてください。
ウイルス対策ソフトのファイアウォールによる速度損失
ウイルス対策ソフトのファイアウォールによる速度損失もよくあります。
VPN接続を解除してもインターネット速度が遅いと感じる場合は一度ウイルス対策ソフトを停止させることでウイルス対策ソフトが原因か判断することができます。
アクセスするWebページが重い
上記以外の原因でインターネット速度が遅い場合はもしかしたら、アクセスするWebページの表示速度が遅いことが原因かもしれません。
Webページの表示速度が遅い原因は以下のようなものがあります。
Webページの表示速度が遅い原因
- Webサイトが重い(大容量の画像・動画データ、レイアウト、データベース、プラグイン等)
- アクセスが集中している
- アクセスするサーバーの不調
アクセスするWebページが重い場合は、VPN接続やISPでは対処できないため、アクセスする時間帯をずらしたり、時間をおいてアクセスすることを推奨します。
以上がVPN接続時の通信速度が遅い場合の主な原因でした。
続いて対処法について紹介していきます。
VPN速度回復のための対処法
VPN接続時にインターネット速度が遅いと感じたら以下の対処法を試してみてください。
VPN速度回復のための対処法
- デバイスの再起動
- モデム・ルーターの再起動
- VPNサーバーの切り替え
- VPNプロトコルの変更
- ウイルス対策ソフトの停止
- ISPに問い合わせ
- 最適なVPNサービスの利用
VPNが遅い時はまずは各デバイスを再起動してみましょう
VPNが遅い場合は、まずはお使いの各デバイス(パソコン・タブレット・スマホ・ルーター・モデム等)を再起動することを推奨しています。
デバイスの一時的なメモリ不足やルーターの不調等、様々な原因が考えられますが、デバイスの再起動によって 解決することはよくあることです。
VPN接続サーバー・プロトコルの切り替え
デバイスの再起動後もVPN接続が遅いと感じる場合は接続するVPNサーバーが物理的に近い位置のものを選択しましょう。
またVPNの接続プロトコルを変更することで速度が回復することがあります。
ウイルス対策ソフトの停止
ウイルス対策ソフトを停止することは決して理想的ではありませんが、上述の対処法が機能しない場合はソフトの停止により速度が回復するかもしれません。
VPN接続でインターネット上のセキュリティは保てますので、速度が遅いことでストレスが溜まる場合はウイルスソフトを停止して速度を優先させることをおすすめします。
ISPに問い合わせ
上述の対処法でもVPN接続の速度が回復しない場合はお使いのISPの相談窓口に相談してみましょう。
最適なVPNサービスの利用
お使いのVPNサービスが無料VPNの場合は即刻使用を停止することをおすすめします。
無料VPNはそのビジネスモデルから、通信速度をわざと制限して、有料プランにアップグレードさせようとしているかもしれません。
また同様に無料でVPNを提供する代わりに、ユーザーの個人情報を第3者に転売したりすることで利益をあげています。
オンラインでの情報を転売されることで、身元特定やなりすまし等の被害に遭うリスクが非常に高くなるため、無料VPNは絶対に使用しないでください。
おすすめ高速VPNプロバイダ
VPNプロバイダの種類は数多くありますが、当サイトでは以下の3つのみを本当におすすめできる高速VPNプロバイダとして紹介しています。
ノーログポリシーや高い信頼性、キルスイッチ等、高速通信だけでなく、スペックやプレミアム機能が充実しています。
VPNプロバイダ名 | NordVPN | ExpressVPN | Surfshark VPN |
1ヶ月プラン/月額 | $12.99(約1845円) | $12.95(約1840円) | $12.95(1841円) |
6ヶ月プラン/月額 | なし | $9.99(約1419円) | なし |
1年プラン/月額 | $4.99(約709円) | $6.67(約947円) | $3.99(約567円) |
2年プラン/月額 | $3.99(約566円) | なし | $2.3(約327円) |
無料トライアル期間 | 30日間返金保証 | 30日間返金保証 | 30日間返金保証 |
※2023年10月時点での情報です。
※1ドル=142円で計算しています。
当サイトではこのNordVPN、ExpressVPN、Surfsharkの3つを高速VPNプロバイダとしておすすめいたします。
特にNordVPNはハイエンドVPNプロバイダで通信速度に定評があり、コストが低いため総合的におすすめです。
-
-
VPNトップ3通信速度テスト | ExpressVPN、NordVPN、Surfsharkで徹底比較

まとめ
この記事ではVPN接続が遅い原因と対処法について徹底解説しました。
VPN接続が遅くなる原因は接続環境やデバイスによって異なりますが、主なVPNが遅くなりやすい原因は以下の項目です。
- VPNサーバーの物理的距離が遠い
- VPNサーバーの負荷が高い
- ISP側の問題
- ウイルス対策ソフトのファイアウォールによる速度損失
- アクセスするWebページが重い
VPNの接続速度を回復させるために以下のような対処法を試してみてください。
- デバイスの再起動
- モデム・ルーターの再起動
- VPNサーバーの切り替え
- VPNプロトコルの変更
- ウイルス対策ソフトの停止
- ISPに問い合わせ
上述の対処法を行なってもVPNの速度が回復しない・現在無料VPNを使用されている方はVPNプロバイダを変更することもご検討ください。
高速接続に定評のあるNordVPNをはじめ、当サイトでおすすめしているVPNプロバイダは30日間の返金保障期間がついているので、まずは現在のインターネット環境でテストをすることができます。