
この記事は「Google VPNは私の利用目的に適している?」「Google One VPNは何ができる?」という方向けです。
Google Oneの2TB以上のプラン契約者に提供しているVPN機能が、日本でも2022年8月から利用可能になりました。
この記事を最後まで読めば「Google One VPNでできること」「Google One VPNを購入するべき方」がわかります。
この記事では
Google One VPNの基本情報、できること、購入するべきかを簡単に説明いたします。
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この記事はこんな人が書いています
こんな人が書いています
- 2013年からVPN利用
- 海外メディアのフリーランス含むVPN特化記事執筆4年以上
- 20以上のVPNプロバイダを自費購入でレビュー・比較済み
Google One VPNの基本情報
2020年11月に発表されたGoogle One VPNが、日本でも2022年8月から利用可能になりました。
現時点でのGoogle One VPNの基本情報は以下です。
ポイント
米国のAndroidユーザーのみ利用可能- Google One 2TB以上のメンバーシップ加入者のみ利用可能
- 家族とのシェアを含み最大6台の同時接続
- 接続ログは残る
米国のAndroidユーザーのみ利用可能
残念ながら現時点では米国のAndroidユーザーのみ利用可能となる予定です。
日本でいつから利用できるか、iOSやWindows、MacOSでいつから利用できるかはまだわかりません。
Google One VPNはAndroid版とiOS版のGoogle Oneアプリから利用可能です。
WindowsとMacOSには現在ご利用いただけません。
Google One 2TB以上のメンバーシップ加入が条件
GoogleはVPNを単独サービスとしてではなく、Google Oneの2TB以上のプラン加入者の特典としてVPNを付属する予定です。
Google One 2TBのその他の特典は以下です。
ポイント
- Gmail、ドライブ、フォトで共通の2TBのストレージ
- Androidスマートフォン向け VPN(近日提供予定)
- ファミリーとのプラン共有
- Googleの各種サービスに関するプレミアムサポート
- GoogleのスペシャリストとのPro Sessions
- Googleストアでのご購入額の10%をキャッシュバック
- GooglePlay Pointsのゴールドステータス
つまり月額9.99ドル(約1041円)の月額がGoogle One VPNの使用条件です。
VPN単体で使いたい方にすれば高額ですが、Googleのストレージ2TBやその他特典があるので一概には高いとは言えないかもしれません。
家族とのシェアを含み最大6台の同時接続
Google VPNの同時接続台数は6台です。
VPN業界で言えば平均以上の数です。
接続ログは残る
GoogleはVPNサービスを向上させるために接続ログを記録するとしています。
具体的には直近28日間のサーバーの使用状況、VPNセッションの最大試行回数、サーバーエラー等、ユーザー個人を特定できないログを収集します。
詳細はこちらのポリシーからご確認いただけます。
Google One VPNは何ができる?
Google One VPNでできることは以下です。

IPアドレスの非表示
オンラインでのトラッキングを減らすことができます。

セキュリティ向上
無料Wi-Fiなど安全性の低いネットワーク利用による、ハッカーからの傍受を防ぐことができます。

安全なWebブラウジング
安全なプライベート接続でWebブラウジングができます。
Google One VPNはVPNの本来の目的であるセキュリティレイヤーの追加を忠実に提供しているVPNモデルです。
「オンラインでのセキュリティを強化することだけが目的」の場合はGoogle One VPNの使用でもいいかもしれません。
しかし、ストリーミングや地域制限の解除などを目的にVPNが欲しい方は後述する「おすすめVPNトップ3」を購入するべきです。
Google One VPNはおすすめ?
以上の情報を考慮して、Google One VPNはおすすめと言えるでしょうか?

残念ながら現時点では Google One VPNはおすすめではありません。
理由はシンプルに3点です。
ポイント
- ストリーミングができない
- 月額料金が高い
- ログ
ストリーミングができない
Google One VPNがおすすめでない理由のひとつめはストリーミングができないからです。
Google VPNの利用目的は本来の使用用途であるセキュリティ向上だけのものであり、IPアドレスを変更して国内外のNetflixなどの主要なストリーミングサイトやSNS、Webサイトにアクセス可能にする機能は提供していません。
安全なプライベート接続でコンテンツをブラウジング、ストリーミング、ダウンロードする*2
*2 IP アドレスを変更して、お住まいの地域で提供されていないコンテンツを閲覧することはできません。
つまり国内から海外のサイトにアクセスしたい、または反対に海外から日本のサイトにアクセスを利用目的にVPNを購入したい方はGoogle One VPNを購入するべきではありません。
この場合は後述するおすすめVPNから国内外のサイトにアクセスできるVPNを選択することをおすすめします。
ココがダメ
国内外のサイトの地域制限を解除する目的でVPNを使いたい方向けではない。
月額料金が高い
Google VPNはおすすめでない理由ふたつめは シンプルに月額料金が高いということです。
VPNだけが必要な方にとって月額10ドルというのは高いです。
当サイトでおすすめしているVPNプロバイダなら月額2.5ドル~で利用できます。
Googleフォト等のヘビーユーザーで月に2TBを使う方ならセキュリティを向上させるためにGoogle One VPNの利用はありかもしれません。
ココがダメ
VPN利用だけが目的の場合は料金が高い。
ログ
Googleが実際にログの収集をどうするか、当局に開示請求されたときにどう対応するかがまだわかりません。
特にTorrentなど違法ファイル誤って共有する可能性があるP2P通信を目的にVPNを購入したい方は絶対にGoogle One VPNで利用しないでください。
本当に安全にVPNを利用したいという方は、以下で紹介するようなログを収集しないパナマや英領ヴァージン諸島にあるVPNプロバイダの利用をおすすめしています。
ココがダメ
ログを一部保持しており、開示請求の時の対応がまだわからないため不安が残る。
Google One VPNより優れているVPN
以下ではGoogle One VPNより優れているVPNを紹介します。
Google One VPNに欠けている、月額10ドル以下、すべてのOSに対応、ノーログでプライバシー保護、国内外のコンテンツにアクセス可能な安心のおすすめVPNプロバイダは以下です。
NordVPNが一番人気

当サイトではNordVPNが1番人気のVPNプロバイダです。
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NordVPNは全プラン通じて30日間の返金保証により全額返金できますので、まずはお使いのデバイス・環境に適しているかを無料トライアルで試してみましょう。

まとめ
当記事ではGoogle One VPNの基本情報、おすすめではない理由、代替おすすめVPNプロバイダを紹介しました。
Google One VPNでできることはオンラインセキュリティの強化で、メリットはVPNだけでなくGoogleの共有ストレージ2TBも使えるということだけでしょう。
Google One VPNがおすすめでない理由は以下です。
- 国内外のコンテンツにアクセス利用目的には適していない
- 接続ログの保持と情報開示への対応が不明
- VPNだけの利用が目的の場合は料金が高い
まとめとしては、Google One VPNは「月に2TBのGoogleストレージを使用していて、VPNをセキュリティ強化のためだけに必要な方」にはおすすめなVPNです。
しかし、国内外のコンテンツ閲覧に使用したい、ノーログポリシーが必要条件、月額費用を抑えたい方にとっては不足なVPNと言えます。
当記事でおすすめしているNordVPNがよりランニングコスト・プライバシー・利便性の観点から満足できます。